RIGHT:[[English>CSCB(Eng)]] * CSCB Tools [#ke7d1029] CSCB(Construct State machine Cutting Bridges method) Toolsは,SOA(Service Oriented Architecture)に基づくシステムの設計・開発・検証をサポートするためのシステムとして,当研究室で開発しているソフトウェアです. MceSimの詳細については電子情報通信学会の英文誌: MceSim: A Multi-Car Elevator Simulator Toshiyuki Miyamoto and Shingo Yamaguchi IEICE Trans. Fundamentals, Vol.E91-A, No.11, pp.3207-3124, 2008. で報告しています.この&ref(e91-a_11_3207.pdf,noicon,PDF);は[[IEICE Transaction Online>http://search.ieice.org/index.html]]で配布しているものと同一です. ** マルチカーエレベータ [#f0db709d] #ref(mce.png,right,wrap,around) エレベータにおいて,人や物が乗る乗り物を''かご''と呼びます. そして,かごが上下する空間を''シャフト''と呼びます. 通常のエレベータでは一つのシャフトには一つのかごしか入っていません. ''マルチカーエレベータとは一つのシャフトに複数のかごが入っているエレベータです.'' 六本木ヒルズなどには2つのかごが上下に接続されたエレベータが設置されています. これは,ダブルデッキエレベータと呼ばれる,一種のマルチカーエレベータです. ここでいうマルチカーエレベータとは各かごが独立して動くタイプのものです. ドイツの[[ThysseKrupp社>http://www.thyssenkrupp-elevator.de/]]はTWINというマルチカーエレベータを市販しています. マルチカーエレベータ導入の一番の利点は,設置面積を増やさずに輸送能力を向上させることが出来る点です. 高層ビルの場合,床面積の大半がエレベータによって占められているそうです. マルチカーエレベータの本格的な実用化のためには,安全性の確保,かご駆動技術の実現,効率的な制御アルゴリズムの開発など様々な課題があります. MceSimを使うと考案した制御アルゴリズムを評価することができます. ** MceSimのダウンロード [#n8bd5c64] [[ダウンロードページ>http://is.eei.eng.osaka-u.ac.jp/miyamoto/software/mce.php]]よりMceSimをダウンロードすることが出来ます. ここで公開しているバージョンはCSTソリューションコンペティションのページ([[2007>http://www.ieice.org/~cst/compe07]], [[2008>http://www.ieice.org/~cst/compe08]])で公開しているものから,少し拡張したものです.