SICE制御部門「ネットワーク上の制御と信号処理」調査研究会
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ネットワーク上の制御と信号処理調査研究会 特別講演会
日時
2016年11月9日(水)16:00-18:00
場所
北九州市立大学ひびきのキャンパス
国際環境工学部 本館N410-4号室
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主催:SICE「ネットワーク上の制御と信号処理」調査研究会
スケジュール
16:00〜17:00
生細胞蛍光イメージングと定量的画像解析による細胞運動メカニズムの解明
国田 勝行(東京大学)
概要: 細胞運動は胎発生、創傷治療、癌細胞の浸潤・転移などの様々な場面で見られる基本的な生命現象の1つである。その過程において、最も重要な役割を担うのが細胞内のアクチン骨格系であり、その時空間変化はRhoファミリーGタンパク質やイノシトールリン脂質によって制御されていることが知られている。近年、蛍光プローブを用いたライブセルイメージング技術の発展により、生きた細胞内でこれらの分子活性や局在の動的変化を可視化し画像情報として取得することが可能となってきた。一方で細胞運動の仕組みを動的システムとして理解するためには、画像情報からさらに一歩進んだ特徴量抽出やそれらの知見に基づく数理モデリングが必要となる。本講演では、演者が開発した蛍光イメージングから細胞輪郭の動的変化を追跡する画像解析アルゴリズムと統計的信号解析(自己・相互相関解析など)、そして力学系に基づく数理モデリングについて紹介する。定量データに基づく分子ネットワークからみた自発的な細胞運動の制御メカニズムについて議論したいと考えている。
17:00〜18:00
ネットワーク化制御系における基本的限界--時刻同期誤差の影響
岡野 訓尚(岡山大学)
概要: ネットワーク化制御系の重要な特性のひとつは,通信路を利用するためにシステム内の情報共有に制約が課される点である.コントローラが利用可能な情報が限られるため,それを考慮した解析や設計が行われてきた.注目すべき結果として,用いる通信路によって「どんな因果的なコントローラでも安定化を達成できない」といった基本的限界が存在することが明らかになっている.本発表では,ネットワーク上の機器が完全に同一の時刻概念を持つことが難しいこと注目し,時刻同期誤差が制御系に及ぼす影響をとりあげる.安定化コントローラが存在するために許容可能な同期誤差の限界を求め,1次元システムと多次元システムでその限界が大きく異なることを示す.
参加方法
参加費は無料です.直接会場にお越しください.
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